書評

【書評】「海外ドラマはたった350 の単語でできている」は英会話を学ぶなら最初に読みたい1冊

こんにちは!とげまるです

「海外ドラマはたった350の単語でできている」を読んだので感想を書いていきたいと思います

まずタイトルにひかれました。そんなわけないやろと。

大学受験やTOEICでも何千語という単語が求められるのにそんな少ない単語でどうしてドラマができようか・・・

しかし、この本はそうした固定観念をくつがえし、日本人が英会話が苦手な原因を教えてくれ、スピーキングとリスニングに分けて自分の英語レベルに応じた学習方法を教えてくれます

英会話を学ぶ前に是非読みたい1冊となっています!

 

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基本情報

タイトル:海外ドラマはたった350の単語でできている

著者:Cozy

出版社: 西東社 (2017/4/14)

 

日本人はなぜ英会話が苦手なのか

中学校や高校で英語を習う中でたくさんの単語を覚え、文法を学び、英文を読んできたにもかかわらず私も含め多くの日本人は英語での会話ができません

それはなぜか?そしてどうすれば英会話ができるようになるのか?
本書はそういった疑問に対して英会話習得の道筋を示してくれます

筆者は海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」に出てくる単語が重複を含んで294,586個あることを数え、そのうち80%が約350の単語で構成されていることをつきとめます
気の遠くなる作業ですね…笑

ちなみに登場回数1位の単語は「I」で、2位は「you」です。350語のほとんどがこういった基本的な単語なのです

そうやって聞くとなんかいけそうな気がしてきませんか?

でもそんなに簡単だったら苦労はしませんよね

この本では英会話学習のゴールを次のように提示しています

ネイティブの速い英語を聞き取れる力+シンプルなセリフを瞬間的に作る力

つまり、リスニングでは単語を知っていることに加え、英語の発音を理解しネイティブの話す英語についていく必要があります。また、スピーキングではいかに単語を知っているかではなく、いかに簡単な単語を組み合わせて言いたいことを表現できるかという知っている単語を引き出す力が必要だということです。

 

英会話に立ちはだかる2つの壁

インプットとアウトプットの壁

1つ目はインプットとアウトプットの壁です
単語や文法を知ってはいるけど会話で使うことはできないというものです
英会話をする際に単語や文法の知識があるだけではもちろんだめで、その場で適切な言葉を選択する必要があります
しかもその選択は瞬時に行わなければなりません。

音と文字の壁

2つ目が音と文字の壁です
文字を見れば意味はわかるが、音だけでは聞き取れないということはあると思います。とくにネイティブの英語はめちゃくちゃ速いので簡単な単語でも聞き取るのは大変です。

段階別の学習法

この本では二つの壁を突破するために、リスニングとスピーキングそれぞれで個人のレベル別に学習方法を示してくれているので簡単に紹介したいと思います。

スピーキング

レベル1:やさしい単語で短いセリフを瞬時に作ることができる

学習法:1秒英作文

 

レベル2:質問に優しい単語を使って瞬時に答えられる

学習法:1秒Q&A

 

レベル3:心の動きを複文で言うことができる

学習法:自分フィルター英作文

 

レベル4:〇〇〇〇のフレーズを言うことができる

学習法:思いやりのフレーズを覚える

リスニング

レベル1:海外ドラマや海外版ジブリ作品を一時停止しながら英語字幕を読解できる

学習法:英語字幕を読解

 

レベル2:ナチュラルスピードで英語字幕を速読できる

学習法:英語字幕を多読

 

レベル3:英語字幕を見ながらセリフの音が聞き取れる

学習法:フォニックス、字幕シャドウイング

 

レベル4:字幕なしでDVDを楽しむことができる

学習法:ディクテーション

 

まとめ

「海外ドラマはたった350の単語でできている」は、英会話学習のための道筋を示してくれる地図のような本だと思います。

なにより、知っている単語を使えるようになるためのスピーキング学習に、海外ドラマなどを使ったリスニング学習と楽しんで学べるところがすばらしいですね

これを機に久しぶりに英語勉強したいな~と思ったり思わなかったり。

英会話ができれば確実に世界は広がりますよね

 

では、また!