お金の話

【株式投資】株の初心者だった頃の僕の失敗を語る

こんにちは、とげまるです。

今日は、株の初心者に向けに株取引で僕が失敗した理由とできるだけ失敗しないためのコツを紹介したいと思います。

なぜ成功するための方法ではなく失敗する理由なのかというと、

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

元楽天ゴールデンイーグルスの監督であった野村克也さんが使ったことでも有名になった言葉ですね。

株取引の世界でもこれは当てはまることであり、確実勝つ方法を探すことは難しいですが、負ける人には共通点があるからです。

 

こんな人向けの記事
  • 株を初めてみたけど取引の際に注意することを知りたい
  • 買った株を塩漬けにしてしまいしばらく取引できていない
  • 株に興味はあるけど損するリスクが怖くて始められていない

 

株の初心者だった頃の僕の失敗

当時の僕は、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)を使って割安っぽい銘柄を探し、その中で直近の業績が良く、一方で株価は下がっており底に近いと思ったものを狙って買うという逆張りの手法をとっていました。

1.損切せず買った株を塩漬けにしてしまう

「塩漬け」とは買った株が値下がりしてもそのまま持ち続け放置してしまうことです。

 

僕は株を買ったとき「割安でしかも株価が下がっている株を買ったんだから、これ以上下げるはずはない。一時的に下がっても上がるはず。」という根拠のない自信をもっていました。

株価が少しぐらい下がっても、きっとすぐ反発し値上がりすると思い込んでいるため損切せずそのまま放置してしまい、結果、含み損が大きくなり売るに売れない状態になっていました。

 

この状態の一番の問題点は、自分の資金が塩漬け株に変わったままであるため、その資金を使って投資する機会を逃してしまうことです。

株価が買った時の水準まで戻るかどうかはわかりませんし、戻るとしてもそれは数年後かもしれません。

2.逆張りで底値を狙う

「逆張り」は株価が下がっているときに買う手法です。その反対に株価が上がっている状態のときに買う手法を「順張り」といいます。

株で勝つためには「安く買って高く売る」が原則なので、株が下がっているときに買えばいいと思っていました。

しかし、実際にやってみると、株が上がっているときはその流れに乗ればいいのですが、下がっているときに買うと下げから上げに転換する必要がある点で初心者がやるには難易度が高いと感じました。

3.相場全体の傾向(トレンド)を意識しない

割安で業績の良い一つの銘柄を見つけると、その銘柄のチャートはしっかり見るようにしていましたが、相場全体の傾向がどうなっているのかということはほとんど意識していませんでした。

当然相場全体の傾向が下がり気味であれば自分の持っている株も下がる可能性が強くなります

相場全体の状況を意識して方針を決めることが重要です。

4.取引にルールがない

僕は株を買う際、その後の動きを見てなんとなく上がったら売ろうという感じで取引していました。

そういったなんとくなくの取引には以下のような問題点があります。

再現性がない

・売り時を逃す又は少しの利益が出ただけで売ってしまう

・買値を割ると売ることができず塩漬け一直線

5.資産管理ができていない

まず前提として株取引は余剰資金でやるべきです。

株取引ではメンタル的な部分も非常に大事なので生活資金を確保した上で、全額失っても生活に影響ない範囲で運用しましょう。

株に使う余剰資金のうち、ある程度は現金を保有しておき、急な上げ相場が来たときやどうしても買いたい株があるときにすぐに行動できるようにしておいたほうがいいと思います。

 

株の初心者が損をしないためのコツ

絶対に損をすると認識する

「損をしないためのコツ」とかいいながら絶対に損をするってどういうことやねんって思われるかもしれませんが、株価が上がるか下がるかは誰にもわかりません。

これは当たり前のことですが、いざ自分が取引するとなると、頭ではわかっていても、心理的にはなかなか受け入れることができません。

銘柄選びや取引の手法により、確実に勝つのは不可能であり、それらは勝つ確率を上げるためのものです。

負けることもあるという前提で取引をすれば、損切ラインを設定するのはごく自然なことですよね。

①銘柄選びや取引の手法で勝つ確率をあげる、②損切ラインを設定し負けたときの損失をできるだけ小さく抑えることが重要です。

厳格なルールを作り徹底的に遵守する

銘柄選びの手法や取引のルールを決めて、損切りラインを設定したとしても次にやってくるのは心理的な障壁です。

何度か取引をすると、「損切した直後にその株が上がりだす」や「利確した後も株価は上がり、続け持ち続けていたら得られた多額の利益を逃す」といったことが起きると思います。

そういった経験をすると設定した損切ラインに株価が近づいたとき、損切ラインをもっと下げたり、利益を確定すべきラインまで株価が上がってももう少し保有するといったことをしてしまうかもしれません。

ですが、これらは絶対にやめたほうがいいです。

その一回の取引で儲けを出すよりも、徹底的に再現性のある同じ方法で取引を繰り返し、手法自体を見直すほうが長期的に見て安定して勝てるようになるのは明白です。

一定のスパンでルールを見直す

再現性のある方法で取引を繰り返し行い、一定のスパンでルール自体を見直しながら勝てる確率の高いやり方を探ることで徐々に安定して勝てるようになるはずです。

とある本ではルールを見直すスパンとして25回程度の取引を目安とするとよいとされていました。

まとめるとこんな感じ。

  • 少額で同じ手法を繰り返す
  • 25回程度の取引で手法を見直す
  • 勝てる確率が上がってきたら取引の金額を上げていく
  • いかなるときも損切ラインを設定する

株の初心者にありがちな失敗まとめ

1.損切せず買った株を塩漬けにしてしまう

2.逆張りで底値を狙う

3.相場全体の傾向(トレンド)を意識しない

4.取引にルールがない

5.資産管理ができていない

今回は株取引の初心者だったころの自分の失敗についてまとめました。特に損切りラインを設定して塩漬けを防ぐことは非常に重要だと思います。

損切りで発生するマイナスは経費だと割り切って良い投資ライフを!